たいした額ではない場合にも相続には専門家を

相続とは、そもそも血のつながりのある者へ、自分の残した財産や一身専属なも
の以外を全てつがせることです。
借金も相続となるということは一般的になってきているように思います。

さて、自身の場合には、祖父がいました。
祖父の配偶者(私からすると祖母)子供2人のうち1人(私の母)はすでに他界し
ており、本来であれば子供2人がするはずの相続を孫の私が代襲相続することに
なります。

ところが、相続のために印鑑が必要であるという連絡は入りましたが、どうやら
私の母の兄弟が一人で手続きをする様子でした。
専門的な知識があるわけではなく、正直時間があるということと、少しでも司法
書士や弁護士に頼まずに安くすまそうと考えたようです。

そのことから、まず土地・建物について、現在住んでいる親戚がおり、やはりこ
の人が行く場がなくなってはいけないと、その部分については放棄しようという
ことなのです。
たしかに、とても田舎でそこに家があるといっても困ってしまうような状況です。
その部分は納得しました。

しかしそこから、残っていたタンス預金や、銀行の預金などについての話が始ま
りました。
驚くことに総額は伝えられず、孫は一律100万円と封筒を持ってこられたのです。
これにはあきれます。
代襲相続であって、孫だからという部分は全く関係がないのです。

その方は法律を知らないといえばそれまでですが、この時ばかりは
法律があるのは何のためなのか?と思いました。もちろん本人にそう言われてい
たといえば周囲は納得せざるおえません。
ただ、こんな場合のために民法は細かく相続について定めています。
その上で、誰に権利があるかが明確になっているはずです。

残念なことではありますが、私はそこで法律的には違いますよと言えませんでし
た。
相続で争いが起きることは本当に少額でもよくあることだと思います。
実際にこれは2度目の経験、もちろん権利がある部分について相続をしたい気持
ちはやまやまです。ですが、人として、その人を大事に思うからこそ、そんなこ
とを口走ると人間として失墜するのではないかとも思うのです。
もちろん、正式に申し立ててよいことであることは承知の上ですが、このことは
忘れようと思ってただただ気分の悪い時間と後味を残しました。

絶対にやってはいけないこと、確かに司法書士や弁護士はお金もかかります。
当然のことです。でも、その金額をかけることによって、本来どうあるべきなの
か感情論ではなくきちんと説明してくれる人がいることは本当に重要です。
仮にその依頼だけでたいした金額が残らないとしても。
相続の場面になったら、どんなに少額であっても必ず専門の方を入れてから話し
合いを進めることをおすすめします。

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